ぎっくり腰は筋肉ロックを改善しないとクセになる
よくぎっくり腰はくせになると言われていますが、根本原因を改善していないからではないでしょうか?
ぎっくり腰の症状と起きる原因を理解し、しっかり改善することで改善します。
今回はなぜぎっくり腰はくせになるのか?
ぎっくり腰の仕組みとぎっくり腰の誤解、根本原因を説明したいと思っております。
ぎっくり腰とは?

- ぎっくり腰は異常な負荷によって腰の筋肉が傷ついて、炎症が起こる状態
炎症が起こっている間は傷ついた筋肉への自然治癒がおこり、痛みが生じます。
ほとんどの人はこの痛みがおさまるまで無理をせず、痛みが消えたら治ったと思っています。
- 痛みがおさまっても、ぎっくり腰は治ってません
なぜなら、ぎっくり腰の定義の腰の筋肉が傷つく異常な負荷が解決していないからです。
自然に異常な負荷が出るわけはありません。重労働だけでなくデスクワークのような重い物を持たない人でもぎっくり腰になります。
ぎっくり腰の原因は複数の筋肉ロックの悪化
ぎっくり腰の根本原因は腰だけでない複数の筋肉ロックです。
なぜなら単一の筋肉ロックで硬く縮んだだけでは筋肉が傷つくほど異常な負荷(強いチカラ)がかかることはないからです。
スポーツをされている方はわかると思いますが、筋肉の伸縮の連動によって大きなパワーを生み出すことはおわかりでしょう?
では逆に複数の関連した筋肉が硬く縮んだらどうなるでしょう?
答えはどの方向にも曲げ伸ばしがしづらくなります。
例えば股関節や背中の筋肉がロックして硬くなると、遠くに手を伸ばすときにからだを伸ばすと思います。
このときに背筋を伸ばして縮んだ股関節や大腰筋をひっぱり、硬くなった背中の筋肉をさらにりきんでしまうので、手を伸ばすとき異常なひっぱりになります。
これが背中や腰に対する異常な負荷となります。
背中や腰の筋肉・・・特に腰方形筋という腰に手を当てるところの筋肉がつったようになり痙攣して炎症を起こします。
これがぎっくり腰です。
だから痛みがおさまったのは炎症がおさまっただけで原因そのものは改善されていません。
ぎっくり腰がクセになると言われるのです!
ぎっくり腰は忙しい会社で1人づつ休みが増えたようなもの
1人かけてもまわらない会社をイメージしてください。
従業員を1つの筋肉と考えます。
筋肉がロックして機能しなくなるのを、ある従業員1人が体調を崩して休んだとします。
そうすると忙しい業務の会社の誰かがその従業員の作業を受け持つことになり、大きな負荷となります。
しだいにまた従業員が体調不良で休む人が増え、従業員の作業負担が大きくなります。
このままほうっておくとどうなるでしょう?
従業員がまたひとり休み、他の従業員の負担が限界以上の負荷がかかり、いっきにたくさんの従業員がダウンします。
ぎっくり腰はその状態です。
つまり、早いうちに対策をとれば、ぎっくり腰は防げますし、従業員のすべてのケアをすればぎっくり腰がクセになることもありません。
ぎっくり腰になりやすい方の特徴
以下のようなおぼえがある方はぎっくり腰要注意の状態で早めのケアをおすすめします。
- うしろにからだを反らせると痛い
または怖くて反らせることができない - 前に曲げる(前屈)ことができない
- おしりが硬くて押すと痛みが出る
特におしりが硬くなっている人は要注意です。お近くのミオンパシーサロンで施術することをおすすめします。
ぎっくり腰がクセにならないために
ぎっくり腰が起こったら、クセにならない方法は以下の通りです。
- ①ぎっくり腰が起こったときは必要最低限度の動作で安静に
- ②痛みがおさまったら、全体的な筋肉ロックを解除する
- ③ご自宅で股関節や大腰筋のセルフ整体で柔軟性を維持する
①ぎっくり腰が起こったときは必要最低限度の動作で安静に
ぎっくり腰が起こったら、腰の筋肉はどう動いてもつらい状態ですので、痛みが軽減するまで安静にするのがいいのですが、全く動かないのもからだへのギャップが大きくなるのであまりおすすめしません。
したがって、最低限度の動作、例えば物につかまって補助をして、日常生活を送ることは必要です。
やっていけないことは重いものを持ち上げることや無理に伸ばすような無理な負荷をかけることです。
②痛みがおさまったら、全体的な筋肉ロックを解除する
いままで説明させていただいたように、痛みがおさまっただけではぎっくり腰は治っていません。
大事なのは痛みがおさまったあとの腰や股関節、おしりなどの筋肉ロックをすべて解除することです。
腰痛の違和感を放置している期間が長いほどそれだけ施術範囲も広がります。
まずゆるむんやでは腰痛の原因となる大腰筋や骨盤につながる股関節の筋肉ロックを解除し、腰痛の悪化を防ぎます。

根本原因が改善されれば、背中への異常な負荷が減り、ある程度のつらさは軽減します。
そして背中への原因となるおしりの筋肉、前に曲げづらい原因となる背面の筋肉ロックの改善をおこないます。

丁寧に原因からアプローチして、確実に段階をふんでひとつひとつ丁寧に改善していきます。
放置期間によって施術回数も異なりますので、一緒に話し合いながらひとつひとつ確実に改善し、ぎっくり腰から卒業していきましょう。
③ご自宅で股関節や大腰筋のセルフ整体で柔軟性を維持する
施術の最初の段階、施術後の予防など、セルフ整体をされることをおすすめします。
なぜなら、お仕事や家事で起こる負荷は痛みの原因とは違った新たな負荷だからです。
健康維持のための方法として、最低でも大腰筋(お腹の奥)や大腿筋膜張筋(骨盤の横側)のセルフケアをおすすめいたします。
ゆるむんやでは、マンツーマンのセルフケア教室も行っております。
また、忘れないためにYouTube動画もたくさんございます。
- 検索:ミオンパシー セルフ整体 大腰筋
- 検索:ミオンパシー セルフ整体 大腿筋膜張筋
ゆるむんやでも日常生活でできる最低限度のセルフケア動画がございます。
ぜひご利用ください。
おすすめコースと施術回数の目安
- ゆるむんや整体ロング✕1回
- ゆるむんや整体スタンダード✕3回
- 月1回メンテナンスでゆるむんや整体スタンダード
もしくはゆるむんや整体ショートを何回か
※あくまでも目安ですので関節の硬さや痛みがあった期間によって施術回数が異なります。
※はじめの3回は4日〜週1間隔で施術をうけられることをおすすめします。
ぎっくり腰でやってはいけないこと
ぎっくり腰の状態はちょっとした急な動きやちょっとした無理な動きに過敏に反応しやすいです。
以下のようなことはできるだけ避けてください。
- 腹筋やスクワットなどの筋トレ
- 無理に伸ばすストレッチ
- 手を使わずにからだで起きる動作
ぎっくり腰や腰痛が筋力が落ちたから腰痛になるという誤解が腰痛を悪化させる要因となります。
筋力と腰痛の原因は別ですので、痛みが出るほど筋トレは行わないでください。
最後に
重ねて申し上げますが
- ぎっくり腰がクセになるというのはウソ
です。
根本原因となる硬くなった筋肉に適切なケアを行えば、クセになることはありません。
根本からしっかり改善を行えば、腰痛や蜂の一刺しとなる痛みにおそれる必要はありません。
そして、軽い腰痛や腰への違和感があれば、早めに筋肉ロック解除にケアを行うことをおすすめいたします。
特に日常でセルフケアをしない方は定期メンテナンスをおすすめいたします。
痛みに悩まない快適な日常生活を送るために、いい状態を維持していきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございます。