坐骨神経痛は神経の痛みではありません
おしりや太ももの裏側に痛みを感じる坐骨神経痛
神経痛は神経に圧迫などに触れて痛みになるなどよく言われますが、果たしてそうでしょうか?
そもそも神経の途中が圧迫して痛みになるってホントなのでしょうか?
解剖学、生理学の観点も含め、坐骨神経痛のホントの原因について説明いたします。
坐骨神経痛とは?

おしり下部、おもにおしりと太ももの境に痛みを感じる症状です。
その位置がちょうど坐骨が存在するので、坐骨神経痛と言われています。
実は神経痛って存在しないもの
では神経痛ってなんでしょう?神経が圧迫されて痛みが出るのが神経痛と言ってるそうですが、解剖学にも生理学にも書いていない全くのデタラメです。
そもそも神経を圧迫してもつぶしても痛みはそこから発生しません。生理学では神経は「感覚器から脳に信号を伝えるもの」です。
痛みは感覚器(受容体など)が痛みに該当する分泌物を受けて脳に痛みの信号を神経を伝って送ります。
つまり神経は電線みたいなものです。
もし電線をつぶしたらどうなりますか?電気は普通に送られるはずです。神経を圧迫しても痛みなどが圧迫したところから発生しません。
神経痛は原因がわからない痛みを言っているに過ぎません。
痛みの原因は筋肉ロック
坐骨まわりのお尻の筋肉が強くひっぱられていることでおしりの筋肉が太く縮まった、もしくは伸ばされてしまうことにより、筋肉の間にある毛細血管を圧迫し血流が悪くなるため、血管を広げるためにブラジキニンという物質を出します。
このブラジキニンという物質は受容体に触れると、神経をとおして脳に痛みを伝えます。
まとめると他の筋肉によるおしりへのひっぱりがおしりの血行不良を生じさせ痛みになるということです。
では、問題となるのは他の筋肉によるひっぱりはなんでしょうか?それが股関節の筋肉ロックです。
股関節の筋肉ロックによって坐骨周辺のの筋肉に負荷がかかる

おしりの筋肉の痛みが坐骨神経痛の正体ですが、原因は前側にある股関節の筋肉によるおしりへの負荷によるものです。
デスクワークや家事、様々な労働によって前側の股関節の筋肉がロックします。
股関節の筋肉ロックが進むとからだは前に曲がる方向にひっぱられます。
それにより、中殿筋や後ろ側の筋肉がひっぱられ、緊張していきます。
そうなることによって、外旋六筋の坐骨周辺の筋肉やハムストリングスはひっぱられ、さらに強い負荷がかかります。
放置すると外旋六筋の坐骨周辺の筋肉やハムストリングスの筋肉はロックし、筋肉の内側にある毛細血管が圧迫され血行不良になります。
つまり坐骨周辺の筋肉の血行不良になり、痛みに変わるのです。
だから、おしりばかりゆるめても改善しないのです。
股関節の前側の筋肉も筋肉ロック解除を行うことで、坐骨周辺の筋肉の負荷が減り、おしりの筋肉の痛みも軽減します。
おしりばかりゆるめる前にまずは根本原因の股関節の前側を改善しましょう。
おすすめコースと施術回数の目安
- ゆるむんや整体スタンダード✕3回
- 月1回メンテナンスでゆるむんや整体スタンダード
もしくはゆるむんや整体ショートを何回か
※あくまでも目安ですので関節の硬さや痛みがあった期間によって施術回数が異なります。
※はじめの3回は4日〜週1間隔で施術をうけられることをおすすめします。