ひざに水がたまる原因は筋肉ロック!根本からラクになる方法とは?

作成日:2022年8月19日 最終更新日:2025年10月9日
カテゴリー:からだの痛み・不調  タグ:#ひざ
ひざに水がたまる原因は筋肉ロック!根本からラクになる方法とは?

膝に水がたまって痛みがあり、病院で水を抜いてもらったのに、またすぐに溜まってしまう。

そんな経験はありませんか?

整形外科で水を抜き、ヒアルロン酸や消炎剤を注入する治療を繰り返しても、根本的な解決にならずお困りの方は少なくありません。

実は、膝に水がたまるのには明確な原因があります。その原因にアプローチしなければ、何度治療を受けても同じことの繰り返しになってしまうのです。

この記事では、福岡市薬院のからだづくり整体サロンゆるむんやの代表として8年以上の施術経験から、膝に水がたまる本当の原因と、根本的なケア方法についてお伝えします。

これを読んで得られること
  • 膝に水がたまる本当のメカニズム
  • ヒアルロン酸注射では改善しない理由
  • 筋肉ロックと膝の水がたまる関係
  • 本来あるべきケア

膝に水がたまるとはどういう状態?

ひざに水が溜まるとは

膝に水がたまるとは、膝関節の周辺がぷっくりと膨らみ、触るとプニプニした柔らかさを感じる状態です。

膝の関節には関節を滑らかに動かせるための「関節包」があります。この関節包の内側には「滑膜」という薄い膜があり、その中を「滑液」という水分が満たしています。

滑液は膝の軟骨同士がぶつからないよう、クッションのような役割を果たしているのです。

通常、この滑液は適度な量で保たれています。ところが、滑膜に無理な負担がかかると炎症が起こります。

すると、傷ついた滑膜を修復しようとして、滑液が過剰に分泌されます。その結果、膝関節内に水分が溜まり、関節周辺にコブのような膨らみができるのです。

これが「膝に水がたまる」という状態なんですね。

水がたまると何が困るのか

水がたまった膝は、痛みだけでなく様々な不調を引き起こします。

まず、膝が曲げにくくなります。正座や階段の上り下りが辛くなり、日常生活に支障が出ます。

さらに、放置すると炎症が慢性化し、膝関節の機能が低下していく可能性もあります。

だからこそ、水を抜くだけではなく、水がたまる原因そのものを改善することが大切なのです。

ひざの水を抜くだけでは改善しない理由

水を抜いて消炎剤やヒアルロン酸注射をしてもよく治りません。ひざの関節包にある滑膜などが炎症を起こしている原因を治していないからです。

病院での一般的な処置
  1. 注射器で膝の水を抜く
  2. ヒアルロン酸や消炎剤を注入する

これらの治療は、その場の症状を和らげる効果は期待できます。

しかし、多くの方が経験されているように、しばらくするとまた水がたまってしまいます。

なぜでしょうか?滑膜に負担をかけている根本原因が解決されていないからです。

ひざの水を抜く対症療法の限界

対症療法の考えでは、ひざに水がたまるのは「軟骨や骨が削れているから」と考えることが多いようです。はたしてそれは原因といえるのでしょうか?

何が原因で軟骨や骨が削れるまでに至ったのか?自然に起こる事象からひざに水がたまるような結果までのプロセスでもうひとつなにか足りないと思いませんか?

体重が重いから?という人もいるけど、細い方でもひざに水がたまります!

この原因がわからないから、症状だけを止める対症療法で行うことになります。

そして、ずっと対症療法を続けるしかなくなります。それでいいのでしょうか??

ひざに水がたまる本当の原因は筋肉ロック

ひざに水がたまる本当の原因は、ひざ関節をまたがる筋肉ロックが主な原因です。

筋肉ロックは急な負荷からの防衛反応

筋肉ロックは急な負荷への防衛反応

筋肉ロックとは、筋肉に急激な負荷や大きな負荷がかかったとき、体を守るために筋肉が硬く縮んだまま戻らなくなる状態です。

車のシートベルトを想像してください。急にベルトを引っ張るとシートベルトがカチッとロックして動かなくなくなります。筋肉も同じように、急な動きや大きな負担から体を守るため、縮んで硬くなる仕組み(制御)があるのです。

ひざに水がたまる原因と筋肉ロック

筋肉がロックすると以下のような状態になります。

筋肉ロックの特徴
  • 筋肉が伸びない
  • 筋肉が太く短く縮んでいる
  • 筋肉が硬くコリッとしている
  • 触ると痛みやくすぐったいなどの違和感がある

この中でひざに水がたまるときの影響としては筋肉が伸びないことにあります。

ひざに水がたまるまでのプロセス
  1. ひざに関わる筋肉ロックでひざの曲げ伸ばしがつらくなる
  2. ひざの関節をひっぱることで、クッション代わりの関節包に負荷がかかる
  3. 関節包の滑膜に強い負荷がかかり、ひどいと傷つき炎症を起こす
  4. 炎症が起こることによって、水(滑液)が滑膜の中に大量に流入される

筋肉が伸びないことにより、強い力がひざ関節にかかっていることが問題なのです。したがって、原因となる筋肉のロックをもとの筋肉のしなやかさに戻さないと、繰り返し水がたまることになるでしょう。

ひざに水がたまる原因となる筋肉

ひざに水がたまる原因はひざをまたがる筋肉ロックということを説明いたしました。

では具体的にどの筋肉が原因なのでしょうか??

大きく分けて2つのケースにわかれます。

ひざに影響する2つの原因
  • 【原因1】ひざを伸ばす筋肉のロック
  • 【原因2】ひざを曲げる筋肉のロック

【原因1】ひざを伸ばす筋肉のロック

ひざを伸ばす筋肉の大腿四頭筋

ひざを伸ばす働きがある筋肉は「大腿四頭筋」といい、ももの前側にあります。

もし大腿四頭筋がロックすると、ひざを曲げる動きが制限され、曲げるとひざが痛みがでたり、ひざが曲がらないようになります。

次のような症状はありませんか?
  • ひざを曲げると痛みがある
  • 太ももの前側がつっぱる感じがする
  • 正座がしにくい、または正座ができない

原因となる大腿四頭筋を中心にゆるめることで、ひざを曲げるときの負荷が減り、関節包への負荷も軽減します。

【原因2】ひざを曲げる筋肉のロック

ひざをまげる筋肉

ひざを曲げる働きがある筋肉はももの背面にある「ハムストリングス」とふくらはぎの「腓腹筋」があります。もしこれらの筋肉がロックすると、ひざを伸ばす動きが制限され、ひざが軽く曲がってたり、ひざが伸びるときに痛みがでます。

次のような症状はありませんか?
  • ひざを伸ばそうとすると痛みがある
  • ひざが完全に伸びきらない
  • 普通に立っているつもりでも膝が曲がっている
  • ふくらはぎやひざの裏側を触ると痛みがある

原因となるハムストリングスやふくらはぎの筋肉のロックをゆるめることで、ひざがまっすぐに伸びた状態を維持でき、ひざの関節への負荷も軽減します。

また、ふくらはぎの筋肉がロックすると、むくみや冷え性などの別の問題も起こります。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、あしにたまったの静脈血やリンパを上半身に送り返すポンプの役割をしています。ふくらはぎの筋肉がロックすることで、静脈血やリンパ液がとどこおってしまうからです。

ふくらはぎやハムストリングスの背面が硬い人はしっかりゆるめましょう。

日常生活でのロックするケース

筋肉ロックは、あなたの日常生活の中で蓄積されています。たとえばこんなケースで股関節から徐々にひざ周辺の筋肉がロックしいくことで、ひざの関節への負荷に変わります。

  • デスクワークで長時間がんばっている
  • 立ち仕事で同じ姿勢を続けている
  • スポーツでのオーバーワーク
  • 過去のひざのケガや足首のねんざ

筋肉のロックができたときに、ほうっておくと筋肉にあそびがなくなって、さらに硬くなります。少しでも違和感があれば早めにケアすることをおすすめします。

筋肉ロックを解除する「ミオンパシー」

筋肉自ら防衛反応で硬く縮まっている筋肉ロック!この筋肉ロックは従来の整体では解除できません。

従来の方法では筋肉ロックは解除できない

多くの方が、筋肉のこりや痛みに対して次のような対処をされています。

  • マッサージで揉みほぐす
  • ストレッチで筋肉を伸ばす
  • 温めて血行を良くする
  • 電気治療を受ける

これらの方法で良くなりましたか??もし、良くならなかったら、それは筋肉ロックによる影響が大きいです。

なぜなら、筋肉ロックは筋紡錘というからだを守る仕組みによって起こっているからです。揉んでも、引っ張っても、温めても、筋肉ロックは解除されないのです。

逆にロックした筋肉を無理に揉んだり伸ばしたりすると、筋紡錘がさらに危険を感じて、より強くロックして痛みが悪化してしまうこともあります。

この筋肉ロックを解除する唯一の施術法がミオンパシーです。

ミオンパシーとは?

当サロンで採用している「ミオンパシー」は、筋肉ロックを根本から解除する施術法です。筋肉をゆるめることで筋紡錘の「縮め」という命令を解除することに特化しています。

ミオンパシーの4つのステップ
  1. 探す  :筋肉が硬く、痛みや違和感がある箇所(ロック箇所)を探します。
  2. ゆるめる:筋肉が柔らかく痛みのないラクな姿勢をつくります。
  3. キープ :ラクな姿勢のまま90秒間キープします
  4. 戻す  :ロック箇所に力が入らないようにゆっくり元の姿勢にもどします。

以上の手順により、からだを守ろうとする筋紡錘を安心させ、筋肉ロックが解除されます。

ミオンパシーは、筋肉に痛みや刺激、強い負担をかけません。痛みもほとんどなく、とてもソフトな施術です。

ミオンパシーで筋肉ロック解除されると?

筋肉ロックが解除されると、筋肉本来のしなやかさを取り戻します。

  • 痛みの軽減: 関節への強い負荷や筋肉内の毛細血管の圧迫がなくなり、ひざの痛みの軽減が期待できます。
  • 可動域の改善: 筋肉が本来の柔軟性を取り戻すことで、曲げ伸ばしがスムーズになります。正座や階段の上り下りも楽になるでしょう。
  • 血流の促進: 血管への圧迫がなくなることで、静脈血やリンパの流れが正常になり、痛みやむくみなどがラクになります。
  • 自然治癒力の向上: 血流が改善し体の緊張がとれると、自然回復力も高まり、自律神経のバランスも整います。

今回の場合は、大腿四頭筋やハムストリングス、ふくらはぎの筋肉ロックが解除されると、関節への負荷や血液やリンパの流れが正常にもどり、水が溜まりやすいループから抜けやすくなることが期待できます。

※からだの変化には個人差があります。ロックの重さや他の症状によっては時間がかかることもあります。

よくある質問

Q1. 何回くらいで改善しますか?

個人差がありますが、多くの方は3〜5回の施術で変化を実感されています。

症状や筋肉ロックの範囲、生活習慣などによって異なります。初回の施術時に、あなたの状態をしっかり確認した上で、改善の見通しをお伝えいたします。

Q2. 痛い施術ですか?

ミオンパシーは痛みがほとんど無い非常にソフトな施術です。

筋肉がラクになる姿勢を作って90秒間キープするだけですので、寝落ちしてしまう方も多いです。

Q3. 高齢でも受けられますか?

はい、年齢制限はありません。

むしろ、高齢の方ほど長年の筋肉ロックが蓄積していることが多いです。ソフトな施術ですので、体への負担も少なく、安心して受けていただけます。

Q4. 整形外科での治療と併用できますか?

もちろん可能です。

ただし、炎症が強い急性期は、まず医療機関での診察をお勧めします。炎症が落ち着いてから、筋肉ロックの解除に取り組むと効果的です。

現在受けている治療がある場合は、事前にお知らせください。

Q5. 自分でできるケアはありますか?

はい、ミオンパシーにはセルフ整体がございます。

筋肉に負担のかからない整体です。症状によってはサロンの施術だけでなくご自宅やオフィスでセルフ整体を行うことによって早くラクになることが期待できます。

セルフ整体のマンツーマン指導を行うコースもございますので、気軽にお声掛けください。

参考にももの前側の大腿直筋のセルフ整体をご紹介いたします。

まとめ

膝に水がたまって何度も抜いているあなたへ

水を抜くのは対症療法であり、根本的な解決にはなりません。

本当に必要なのは、水がたまる原因である膝関節への負担を取り除くことです。

その負担の正体が、ひざ関節をまたぐ筋肉のロックです。

当サロンのミオンパシーは、この筋肉ロックを根本から解除する施術法です。

筋紡錘の「縮め」という命令を解除することで、筋肉が本来の柔軟性を取り戻します。すると、膝関節への負担が減り、滑膜の炎症も落ち着き、痛みの軽減が期待できるのです。

もう「水を抜いてもまた溜まる」という繰り返しから抜け出しませんか?

福岡市薬院のからだづくり整体サロンゆるむんやでは、施術歴8年以上の経験を持つセラピストが、あなたの膝の状態を丁寧に確認し、一人ひとりに合わせたアプローチを行います。

膝の痛みや水のたまりでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの笑顔で明るい人生をサポートさせていただきます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

【免責事項】 本記事の内容は、整体施術による体のケアに関する一般的な情報提供を目的としています。医療行為ではなく、診断・治療を目的としたものではありません。個人の体質や症状によって効果には差があります。痛みや不調がある場合は、まず医療機関での診察を受けることをお勧めします。本記事の情報に基づく行動により生じた損害について、当サロンは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

この記事のカテゴリー: からだの痛み・不調

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