何度も繰り返すぎっくり腰〜原因は起こる前から潜んでいた

こんにちは
あなた本来の力を引き出すセラピスト、福岡市中央区薬院のゆるむんや代表もってぃです。
予期せぬときに起こるぎっくり腰って、たえがたい痛みですよね。
ぎっくり腰は蜂の一刺しと言われますが、なにもせず突然起こるわけではありません。
そんな今回はぎっくり腰の原因と予防対策について、お話していきたいと思っています。
- ぎっくり腰の正体を知ることができる
- ぎっくり腰がクセになるという嘘と改善方法
ぎっくり腰の原因は起こる前からできていた
ぎっくり腰は突然起こっているわけではありません。別に急激な動きや重い物を持つなどをしなくても起こります。
ぎっくり腰はまさに準備された爆弾に火をつけたようなものです。
つまり、ぎっくり腰の原因はすでにあなたの中に準備されていたのです。
その原因を知れば、クセになる理由やホントの改善方法を理解することもできるでしょう。
仕込まれた腰痛の原因
結論から言いますと
- 股関節や体幹の筋肉のロック
が原因です。
筋肉のロックは動きが悪くなっていき、その分を他の筋肉が緊張しながら補っていきます。
- 時間とともに次第に他の筋肉も硬くなり限界になっていた
というようになります。
そのまま放置していると、しだいに他の筋肉も硬くロックしてしまい、徐々に硬くなった筋肉がひろがっていきます。
詳しくはこちらのブログをご覧ください

ロックした筋肉がひろがっていくと、気づかないうちに、ちょっとした動きが大きな負荷になるほど限界になってしまいます。
例えば、大腰筋、股関節の筋肉、おしりや背中の下の方が固くなってしまうと、ぎっくり腰になる前に起きやすくなります。
まさに
- 股関節や体幹の筋肉のロックや他の筋肉が硬くなる状態は仕込まれた爆弾の火薬
それが、あるタイミングで
- (そんなに重くないけど)物を持ち上げる
- 遠いところに腕を伸ばす
- 疲れているときに立ち上がる
上のような普通の動きが爆弾に火をつけ一気に痛みが爆発したのがぎっくり腰です。
【チェック】ぎっくり腰チェック

ぎっくり腰になっている人もそうでない人もチェックしましょう。
前半が筋肉の硬さ、後半は日常生活のチェックです。
※チェックが多いほうがぎっくり腰になりやすいし、痛みの原因でもあります。
- ▢ おなか周りや奥を触ると硬いもしくは触ると痛みや違和感がある
- ▢ 骨盤の内側や外側を触ると硬いもしくは触ると痛みや違和感がある
- ▢ ももの前を触ると硬いもしくは触ると痛みや違和感がある
- ▢ おしりを触ると硬いもしくが触ると痛みや違和感がある
- ▢ ふとももの裏やふくらはぎを触ると硬くて痛みや違和感がある
- ▢ 最近からだが硬くなった気がする
- ▢ 正しい姿勢をキープするのがきつい
- ▢ 栄養バランスは悪いと感じている
- ▢ 自分はがんばりやさんだと思う
- ▢ ストレスをためやすい
これらは、ぎっくり腰のお客様の施術前のアンケートや施術でよく聞く内容をピックアップしています。
※おなかの奥の触り方

一番多いのがストレスをためやすくてがんばりやさんです。ガマンづよく限界を超えて頑張った結果、全身のあらゆる筋肉がガチガチになっています。
放置してもぎっくり腰のリスクは残っている
ぎっくり腰は放置したら治ると思っていませんか?
でも、そうおもっている方のほとんどは
ぎっくり腰が再発するのはコワイ
と思っているはずです。
つまり、ぎっくり腰の起こるリスクは自覚しているということです。
ぎっくり腰の痛みは急性痛
ぎっくり腰の強い痛みは、あらゆる筋肉が硬くなって、腰やおしりに強い負荷がかかった結果です。
その結果、筋肉や関節を守るクッションの役割となる関節包などが傷つき炎症がおきます。
実は放置して治るのは
- ぎっくり腰が起きたときの炎症
だけです。
炎症は自然治癒力で解決します。だから痛みはおさまります。
しかし、あらゆる筋肉の硬くなった状態については未解決のままです。
ぎっくり腰がクセになる正体
ぎっくり腰の痛みについて、もう一度しつこくいいます。
ぎっくり腰の強い痛みは、あらゆる筋肉が硬くなって、腰やおしりに強い負荷がかかった結果です。
強い痛みは自然治癒力で改善しますが、大事なのはあらゆる筋肉が硬くなった原因はいつ改善したか?です。
これがぎっくり腰がクセになる正体でもあります。
その正体が筋肉のロックです。
デスクワークなら体幹や股関節の筋肉から、ロックしはじめ、放置していると背中やおしりの筋肉が硬くなっていきます。
硬くなった筋肉が増えるほど体にかかる負荷のちからは大きくなります。
どちらにも負荷を逃がすことができなくなったとき、急激な痛みと炎症を伴うということです。
筋肉のロックはそういった日常の負荷によって起こり、徐々に広がり余裕がなくなっていくことで、限界になっていくのです。
ぎっくり腰の悩みを解決するには筋肉ロック解除
日常の負荷によって筋肉のロックが起こり、徐々に筋肉のロックが広がり余裕がなくなり、限界になっていくことを説明しました。
では、筋肉のロックは放置しても自然治癒力で改善しないの?という疑問でしょう。
結論から申し上げますと
筋肉のロックは放置しても改善されない
ということです。
ぎっくり腰が再発しないためには原因箇所すべての筋肉のロックを改善する必要があります。
ますは原因となる筋肉ロックを解除しましょう

ぎっくり腰の根本改善には
- お腹の筋肉をゆるめる
- おなかの奥の筋肉をゆるめる
- 骨盤の内側の筋肉をゆるめる
- ももの前側の筋肉をゆるめる
が必要です。
さらに
- お尻の筋肉
- 腰背面の筋肉
- 首の筋肉
- ハムやふくらはぎの筋肉
これらが硬くなっている場合はしっかりゆるめる必要があります。
当サロンはミオンパシーなどゆるめる筋肉ロック解除を行う施術です。
筋肉ロック解除はもまない引っ張らない痛みのない優しい施術です。
筋肉のロックを解除することで、本来の筋肉のしなやかさを取り戻し、痛みを改善します。
筋肉のロックをひとつひとつ丁寧に確実に改善する施術です。
ひどい方は、筋肉のへばりつきなどのしつこい硬さもあり、そのぶんお時間や施術回数も必要です。1回では改善されないことをご理解ください。
日頃どういう事に気をつければいいのか?
では、ぎっくり腰が改善されたあとの予防はどうしたらいいのでしょうか?
ズバリからだへの負荷やストレスを減らすことです。
具体的には
- 長時間座りっぱなしを避けギャップを減らす習慣を
- セルフケアをしっかり行う
- ストレスを溜めすぎない
- 栄養バランスがとれた食生活
長時間座りっぱなしを避けギャップを減らす習慣を
デスクワークや長時間すわりっぱなしの方は特に注意することです。
長時間すわることは、体幹や股関節は休んだまま、老廃物は足に溜まったままの状態です。
その状態で普通に立ち上がるだけで、体幹や股関節は大きな負荷に感じ、筋肉が硬く縮んでロックしてしまうことがあります。
急な動作になりづらくなるように、可能であれば、1時間以内にゆっくり立ち上がり、離席してお茶を次に行ったり、トイレに行くなどで歩いたりすることで、特に体幹や股関節への負担を減らします。
長時間の運転の方も1時間以内は難しいので、なるべく早めに休憩して、車から降りるときはゆっくり立ち上がるように心がけてください。
セルフケアをしっかり行う
ぎっくり腰になる人は体幹や股関節がガチガチです。
デスクワークの方も、力仕事の方も筋肉ロックは徐々に大きくなっていきます。
硬くなったままほうっておくのが一番問題です。
ミオンパシーではセルフ整体という自分でできる筋肉のセルフケアがあります。
その中で体幹や股関節は重要ですのでお風呂上がり30分後や寝る30分前にやっておくのがおすすめです。
一例として、お腹の奥の筋肉のセルフ整体の記事があります。ぜひごらんください。
セルフケアのポイントを1つだけ!曲げる大きさは重要ではありません。セルフケアの重要ポイントはゆるめる姿勢になったとき、触って硬く痛みを感じるところが柔らかく違和感がなくなるその感覚を知ることです。
触ってゆるむ感覚をおぼえれば、セルフケアも鬼に金棒です。ぜひ、ミオンパシーのセルフ整体を覚えてみてください。
ストレスを溜めすぎない
現代社会はストレスが大きな不調の原因でもあります。
特にこういう方は筋肉のロックも重くなりやすいので要注意です。
- ストレスがためやすい
- がんばりやさん
- がまん強い
自律神経の不安定もからだの血流が悪く原因となり、さらに筋肉を硬くさせます。
筋肉のセルフケアでも多少は改善できますが、ストレスがたまりすぎないよう、好きなことをやってストレス発散など自分をいたわるように心がけるだけでも、筋肉への負担は軽減できます。
栄養バランスがとれた食生活
タンパク質、ビタミン・ミネラルが摂れているかは重要です。
筋肉が硬くなる原因のひとつに
- エネルギー不足
があります。
血流が悪い方はロック解除などで改善できますが、あきらかに栄養が偏っている方は筋肉が硬くなりがちです。
タンパク質はお肉や魚だけでなく、納豆や豆腐やモリンガなどにも含まれます。
ビタミンはお野菜やくだものなどをしっかり摂ることです。ビタミンB系やCは摂りすぎてもからだから排出されるので、ホントに足りない方はサプリメントで補助してあげてもいいかと思います。
※サプリメントの詳しい内容は栄養専門の方の内容やアドバイスをごらんください。
ミネラルはマグネシウムと鉄分です。特にマグネシウムは筋肉が縮んだあと元の長さに戻るときに使われます。とても大事な栄養素です。
海藻に多く含まれますが、カシュナッツやアーモンド、一部の天然塩にも含まれております。
もし心当たりがある方は、しっかりと栄養管理をしておくといいと思います。
※栄養の見直しについては、すぐに変化が出るわけではありません。ある程度の期間の継続によって変化が出ます。
まとめ
ぎっくり腰はすでに原因は存在することをお伝えしました。
- 股関節や体幹の筋肉のロックが根本原因
- 股関節や体幹から徐々に背中や下半身までロックが広がる
- もう限界!の状態で一気に痛みが爆発する
- 力仕事だけでなくデスクワークでもぎっくり腰になりやすい
- 股関節や体幹の筋肉のロックをまず解除する
- ぎっくり腰は施術箇所がかなり広範囲
日頃気をつけることは
- 長時間座りっぱなしの対策は必要
- 日頃のセルフケアでからだを柔らかくする
- ストレスをためすぎない
- 栄養バランスがとれた食生活
ぎっくり腰の痛みはもんだりひっぱったりしても改善しません。
原因からひとつひとつ丁寧にゆるめることで、本来のしなやかさを取り戻し、痛みの改善につながります。
ぎっくり腰のお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みくださりありがとうございます。