知っておきたい大腰筋の驚きの働きと影響

こんにちは。腰痛や猫背などの原因となる大腰筋ってどんな働きをしているのだろう?整体の専門家として、10年にわたり多くの方の身体と向き合ってきた経験から、今回は大腰筋について詳しくお話しします。
大腰筋ってどんな筋肉?

大腰筋(だいようきん)は、みぞおちくらいの高さから腰にかけて背骨(腰椎)に繋がる重要な筋肉です。背骨から股関節を通り、太ももの骨(大腿骨)の内側へとつながっています。
この筋肉は、私たちの身体において非常に重要な役割を果たしています。腰痛をはじめ、多くの身体の不調に深く関わっているのが大腰筋なのです。
大腰筋の3つの主な働き
大腰筋の主な役割は以下の3つの働きがあります。
働き①:からだを前に曲げる
腹筋と連動して、背骨を引っ張りながらからだを前に曲げる動きを可能にします。おじぎをする際に、腰椎を支え、背骨を安定させる重要な役割があります。
おじぎをするときに背骨を前から直接支えているのは、大腰筋だけです。あとは広背筋や腰方形筋など背中側の筋肉が伸ばされて状態で背骨を支えているので、長時間おじぎをする姿勢は腰には強い負担になります。
もし、大腰筋がロックすると、背骨を前にひっぱる力が強くなり、背中側の筋肉はさらに支えるチカラが必要になります。調理師やベルトコンベア作業の方など立ったまま体をかがめるようなお仕事をされている方は、このようなときに腰痛になるリスクが高まります。
【参考】腹筋運動に対する誤解

腹筋運動も背骨を起こす動きですが、実は腹筋を使ってはいません。腹筋を使っているのは初動だけで、一番大腰筋が力を使って上半身を引っ張り上げます。通常のおじぎよりもカラダへの重みがかかるため、大腰筋に負荷がかかり筋肉がロックします。腹筋しすぎる腰痛になりやすいので腹筋運動はあまりオススメしません。
働き②:股関節を動かし脚を上げる
からだをねじりながら、骨盤をまたいで太ももの内側から太ももを持ち上げる動きを生み出します。骨盤の筋肉と連携して、スムーズな脚の動きを実現します。
働き③:背骨を前から支える
以下のような動作を行う際に、背骨の安定を支えます。
- おじぎをするとき
- 立っているとき
- カラダをひねるとき
- カラダを横に傾けるとき
大腰筋は背筋や腰方形筋などの背中側の筋肉とバランスを取るように支えることで、背骨を安定させています。大腰筋がロックすると背骨を安定させるために背中側の筋肉が必要以上にりきんでしまいます。
大腰筋の機能異常が引き起こす身体の主な変化
大腰筋がロックすると、身体に様々な影響が出てきます。
股関節や腰・骨盤への影響
股関節や腰・骨盤への影響については以下のようなことがあげられます。
- カラダを反ることができない
- 骨盤後傾、骨盤が寝たまま
- 背骨が曲がったまま・猫背
- 股関節がくの字になる
- 歩幅が狭くなる
全身への影響
筋肉のロックがさらに進むとさらに全身への影響がでます。
- 身体のバランスが悪くなる
- 肩こりの発生
- 肩やひざなどの可動域の低下
- 脚の血流悪化
- 冷え性やしびれの発生
上記の詳しい内容は次のブログで説明したいと思います。
(でき次第、こちらのブログにもリンクしていきます)
大腰筋のケアの重要性
大腰筋は身体の「要(かなめ)」とも言える重要な筋肉です。適切なケアと理解が、身体の不調改善につながります。
痛みの原因は、日常生活、仕事、これまでのケガ歴など、個人の経験によって異なります。そのため、一人一人に合わせたアプローチが大切です。
まとめ
大腰筋の主な役割は
- からだを前に曲げる
- 股関節を動かし脚を上げる
- 背骨を前から支える
適切な知識と注意深いケアが、身体の健康と快適さにつながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。健康的な身体づくりの一助となれば幸いです。