腰痛改善に効果的なクッションはありません!大事なのは筋肉の柔らかさ
腰痛に効果的なクッションや枕はどういうのがオススメですか?
そういうお悩みを持っていらっしゃる方が多いと思います。
とくにデスクワークで長時間座っているのはツラいでしょう。
今回は腰痛改善に効果的なクッションはあるのか?についてお話ししたいと思っております。
予想外の話をすると思いますが、最後まで読んでいただけるとありがたいです。
- 腰痛を気にせずにデスクワークを行いたい
- イスに合うクッションが見つからない
腰痛に効果的なクッションは存在しない
結論からいうと腰痛に効果的なクッションは存在しません。
なぜなら、すでに腰痛で悪くなっている結果に痛くないようにかばって現状を乗り切るための対策だからです。
クッションをしている間は楽ですが、原因は改善していないので、また腰痛はそのままか悪化しています。
- 腰痛はクッションで改善はしません
以下のようなクッションが楽だと思った方は腰がツラい原因を改善しないと、その場しのぎの対策だけになるので良くありませんよ。
尾てい骨あたりに穴があるクッションが楽な人は骨盤後傾
円座クッションや有孔クッションのような尾てい骨あたりに穴があるクッションが楽という方がいらっしゃいます。
- 尾てい骨が当たって座れない
- クッションがないといすの前側におしりがいく
というお悩みがほとんででしょう。
そういう方の特徴は骨盤後傾(骨盤が寝ている)になっています。
原因は大腰筋や腸骨筋という腰痛の幹となる部分です!
からだを後ろに反らせてみましょう?腰が痛かったり、背中が綺麗なカーブを描いて反れていない状態になっていませんか?
硬いイスがツラいからクッションを置いている人は太ももが硬い
硬いイスがツラいからクッションを置いているという方もいらっしゃいます。
太ももやおしりを長時間しいていると、不快感でおしりがりきんでしまい、おしりや背中の筋肉が硬くなり、腰の血行不良で痛みが出るパターンです。
太ももの裏やお尻の真ん中をぐりぐり触ってみてください。痛みが出ませんか?
こういう方は臀筋(お尻の筋肉)やハムストリングス(ももの裏側)の筋肉ロックがあります。
また、硬いイスがツラい場合、股関節前側の筋肉も硬い場合がありますので、根本改善には広範囲でその分時間がかかります。
沈むやわらかいイスが苦手な方は背中やおしりが硬い
沈むやわらかいイスが苦手だから硬いイスに変えている人は、おしりや背中が硬いです。
カラダを曲げる動作がツラいので、おしりや背中、腰椎(腰周辺の背骨)の筋肉ロックがよくみられます。
また、沈むイスにすわるのはいいけど、立ち上がるのが怖い、もしくは立ち上がれない方は、股関節の筋肉ロックです。
股関節の筋肉がロックすると、立ち上がる時の曲げた股関節に力を入れて伸ばす動作ができないからです。
逆に背もたれがあると楽なのかも知れませんね
クッションよりデスクワークの腰痛の起こる原因を知ること
デスクワークの腰痛の原因は
- 長時間座ったあと立ち上がる動作で大腰筋や股関節の筋肉がロックする
ことです。
上の図をご覧ください。立ちががるときに、楽をした状態から急に力を入れてカラダを起こすため、体幹や股関節に強い負荷がかかります。
そうなると、体幹や股関節の筋肉が強い負荷からカラダを守るために筋肉が硬く縮まってロックします。
この状態が何十日も続くと、腰が前に曲がり、骨盤後傾や猫背になります。
まっすぐに維持しようとすると、背中に力が入り、力んで硬くなった背中の筋肉周辺の血管が圧迫され、痛みになります。
これがデスクワークの腰痛の正体です。
おしりやふとももが硬くなるのは、腰痛をかばってカラダを丸めることで、ふとももおしりが筋肉ロックしたことで不快感が起こるだけです。
まずは筋肉のロックを改善してデスクワークの腰痛の改善を行うことが大事なのです。
腰痛を改善するには筋肉ロック解除で本来のやわらかさを作ること
腰痛対策のためにクッションを選ぶ時点で、腰痛の原因を見失ってしまいます。
腰痛は体幹や股関節の筋肉ロックを解除すれば改善します。
本来の筋肉の状態にもどれば、筋肉が硬くない状態であるため、背中に負担が減り、腰痛を改善できます。
まずは、体幹の筋肉大腰筋を改善しましょう。
体幹の大腰筋セルフ整体で腰痛を軽減する
腰痛のほとんどの方はこの大腰筋という体幹の筋肉がロックして硬くなっています。
しっかりゆるめることで、股関節のりきみも減り、腰痛が軽減しますので是非チャレンジしてください。
①筋肉ロックをさがす
お腹の奥を横にグリグリ触って違和感があるかをチェックします。
- 痛い
- いた気持ちいい、気持ちいい
- くすぐったい
- 痛くないけどゴリゴリ硬い
そう感じた場合は、その箇所を指を離さず覚えておいてください。
②筋肉をゆるめる
指で押さえたところが柔らかく楽になるまで、カラダを前に曲げます。
楽になったとおもったら、もう一度お腹の奥を横にグリグリ触ってチェックします。
上記①のような違和感がなくなれば③にいきますが、それでも違和感が消えない場合、
- カラダの曲げ方を浅くする
- カラダの曲げ方を深くする
- カラダを触った側と反対側にひねる(※)
※右側のお腹を触った場合は上半身を左側にひねる
最悪痛みが軽くなるだけでもOKです。
③姿勢を90秒キープする
痛みがなくなった姿勢を作ったら、90秒キープします。
そのときにお腹に力が入らないように、ひじや腕をひざにひっかけて、支えてあげるのがベストです。
楽にダラーんとしている状態が理想です。
④元の姿勢に戻す
おなかの力を使わずに腕だけでカラダを起こします。
なぜおなかの力を使わないか?
それはおなかの力を使うと、せっかくゆるめた筋肉が負荷がかかってまた縮まるからです。
ですので、途中で止める時も絶対にカラダで起こさないようにしてください。
腰痛改善に効果的なクッションはあるのかのまとめ
腰痛に効果的なクッションはあるのか?について説明いたしました。
ポイントは以下の通りです。
- 腰痛に効果的なクッションは存在しない
- クッションは腰痛の結果をその場しのぎで楽にしているだけ
- 痛みの原因は体幹や股関節をはじめ筋肉のロックが原因
- 筋肉のロック解除で腰痛を改善すればクッションは必要ない
- 日常のなかにセルフ整体を取り込めば、腰痛は予防できる
すでに腰痛になって悩んでいる人は、一度筋肉のロック解除を行うことをオススメいたします。
痛みが出ている時点で原因はひとつとは限りません。
しっかり根本原因を取り除いてから、日常生活にセルフケアをおこなって、整体に行かなくても腰痛に悩まない生活を送りましょう。
また、個人に合わせたセルフケアをマンツーマンで教えます。
ご希望の方はセルフ整体コース(サロンまたはオンライン)をお選びください。
最後までお読みくださりありがとうございます。
オススメのコース
- ゆるむんや 通常コース(90分) 3回
- セルフ整体コース(サロンorオンライン)