こむらがえりや足のつりで突然痛みだす原因
腰痛やひざ痛など痛みのない笑顔で送れる日常へ
福岡市中央区薬院のゆるむんや代表 もってぃです。
寝ているとき、走っているときにいきなり足がつると、なんとも言えない痛みを感じます。
こむらがえりや足のつりは原因を知ればほとんどの方が改善できます。
この記事を読んで
- こむら返りや足のつりに悩んでいる
- こむら返りが怖くて眠れない
そんなお悩みに施術歴7年の福岡のゆるめ師もってぃがお答えいたします。
そもそも筋肉がつるって?
足がつるとは、筋肉に力が入るときに起こります。
例えばこむらがえりの場合、寝ているとき、足首をカカト側に曲げた瞬間、ふくらはぎの筋肉に急に力が入り、筋肉がキューっと収縮したまま戻らなくなります。ひざを伸ばして急に曲げる動作の場合も同じ現象が起きます。
筋肉が収縮したままになると、筋肉のロックと同様、周りの血管の流れが妨げられ、筋細胞への酸素不足により痛みが発生します。
筋肉の伸び縮みの仕組み
筋肉がつる原因を知るためには、まず筋肉の動きについて説明する必要があります。つぎの写真で筋肉の動きを指を使って説明します。
筋肉の最小単位にアクチンとミオシンという筋原繊維があります。筋肉が縮む時、カルシウムイオンによってアクチンとミオシンが結びつきます。指を交互にしっかり組んだようなイメージです。
逆に筋肉が伸ばされる時、マグネシウムイオンがカルシウムイオンを回収し、アクチンとミオシンが開放されます。ちょうど左右の手の指をアクチンとミオシンに見立てて、指を交互に組んだ状態が離されるイメージといえばおわかりかと思います。
足がつる症状は、このアクチンとミオシンの動きの異常反応で起こっています。その原因はつぎの3つです。
【原因1】 ふくらはぎの筋肉がロックしている
筋肉がロックしている場合、筋肉が伸びしろが少なく力が入ったり、多少伸ばされただけでも「カラダを護るスイッチ」=筋紡錘が縮む指示を起こします。
そのような状態でかかとを曲げたりひざを伸ばしたりすると、ふくらはぎの筋肉は急な負荷になり、「カラダを護るスイッチ」=筋紡錘により筋肉が急激に収縮することで、カルシウムイオンが一気に筋肉のなかに入り込み筋原線維と結びつきギューッと筋肉が縮まります。このとき筋原線維はフタをされた状態になり、力を抜いてもマグネシウムイオンが筋原繊維の中に入り込めず、カルシウムイオンを回収できなくなるため、筋肉が縮んだままもとに戻らなくなる状態になります。
急に縮んだ筋肉はけいれんを起こし、急な痛みを生じます。それが足のつりです。
足がつったときの対処法
この場合の対処として、まずふくらはぎの筋肉を伸ばして、マグネシウムイオンが入り込めるようにします。(写真左上)
そのままではまた再発するおそれがあるので、ふくらはぎの筋肉ロックを解除すると改善されます。(写真右下)
- ①ふくらはぎの筋肉を指で押し、硬く痛みがある部分を探します
- ※硬く、痛みや気持ちいい、くすぐったい箇所
- ②上記①の痛みが楽になる姿勢を作る
- ※この場合、つりの対処法の写真右下にある姿勢
- 〜ポイントは手でかかとを反らせ足首の向きを内や外に変え微調整
- ※触って痛みのある箇所が柔らかくなる方が大事
- ③痛みがなくなればそのまま手で固定し90秒キープする
- ④固定した手で足首を元の位置に戻す
- ⑤もう一度、痛みがあった場所をチェックし痛みがなくなることをチェックする
- ⑥他に痛みや硬いところがないか探し出す→①へ
筋肉ロック解除により、筋肉の伸びしろが本来の状態にもどり、足のつりが改善できます。
ただ、根本的な改善を行いたい場合、原因となる股関節やひざまわりの筋肉ロック解除も必要になります。お悩みの方はいつでもご相談ください。
【原因2】 ミネラル不足!特にマグネシウム不足
頻繁につりやすい方はミネラル不足が原因になっていることが多いです。
特にマグネシウムが不足していると、筋肉が縮んで元の長さに戻る時、または筋肉が伸ばされる時、アクチンとミオシンが開放される時にマグネシウムイオンがカルシウムイオンを全て回収できなくなります。従ってマグネシウム不足した筋肉には筋肉が収縮したままになり、筋肉がつりやすくなります。
- あおさやひじき
- 発芽玄米、ライ麦
- しらす
- アーモンド
- 一部の天然塩(海水塩、天日干し)
ほんの一部ですが、これらの食品に多く含まれます。あおさなどの海藻類が一番マグネシウムが多く含まれ、アーモンドやしらすなどはスーパーで入手しやすいです。
また、良質の天然塩は食塩(塩化ナトリウム)の比率が少なくミネラルが豊富です。ただ、食塩も含まれているのでとりすぎにはご注意ください。
※マグネシウムに偏らず他の栄養もバランスよく摂りましょう。
マグネシウムの吸収を助けるには腸内環境も整えるのがいい
マグネシウムなどミネラルの吸収を助けるには腸内環境を整えることも大事です。
マグネシウムは小腸で吸収します。暴飲暴食や脂っこい食べ物、添加物が多い食事はなるべく避けましょう。
また、ストレスがたまると腸内環境が崩れることもあります。あまり溜め込まずにストレス発散できることも大事です。
自律神経が乱れていると腸内の吸収率が下がります。
大腰筋をおもに、筋肉のロックを解除すると自律神経が整い始め、腸が蠕動運動(ぜんどううんどう)して活発になります。
セルフ整体については、
- ゆるむんやちゃんねる
または
- 【ミオンパシー セルフ整体 大腰筋】 で検索
で自分でゆるめることができますのでぜひご利用ください。
【原因3】 糖尿病や腎臓や肝臓の病気
糖尿病や腎臓や肝臓などの病気をお持ちの方は、つりやすい傾向にあります。
ただ、足のつりが起こったときの対処として、上記の足がつったときの対処法を行うと軽減する場合もあります。
つらい痛みに悩んでいる方が多いと思います。もし痛みや違和感に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談ください。
オススメの施術コース
- ゆるむんや 通常コース(90分)
最後までお読みくださり、ありがとうございます。