腰痛と椎間板ヘルニアは無関係!神経圧迫が痛みという理論はない
椎間板ヘルニアが腰痛の原因、神経圧迫で腰に痛みが出ると聞きます。
はたして生理学など人間の体の仕組み的に正しいのでしょうか?
現実的にヘルニアがあっても腰痛がない方もいらっしゃいます。
今回は腰痛などの慢性的な痛みとヘルニアの仕組みと腰痛との関係性を説明いたします。
- ヘルニアがあって腰痛にお悩みの方
- ヘルニアを手術しても腰痛に悩んでいる方
そもそも椎間板ヘルニアとは?
背骨は6つの頚椎(けいつい)、12の胸椎(きょうつい)、5つの腰椎(ようつい)に別れます。
そのひとつひとつ椎骨(ついこつ)の間にクッションがありこれを椎間板といいます。
ヘルニアは椎間にあるクッションが圧力で潰され、はみ出てしまう状態を言います。
例えば第4腰椎と第5腰椎の間がなんらかの圧力がかかって狭くなり、間のクッションがはみ出てしまっているというのが腰の椎間板ヘルニアです。
ではなんらかの圧力ってどこからきていると思いますか?
自然に起こるはずがないですよね?
かならず腰椎の間に圧力がかかる原因があります。
神経圧迫しても腰痛にならない
- ヘルニアが神経を障(さわ)って、痛みを出している
とお客様からの最初のカウンセリングでよく聞きます。
果たしてこれが正しいのでしょうか?
医療関係者が必ず学んでいる基礎となる「生理学」の神経の働きには圧迫して痛みを出すなんて書いてません。
そもそも神経とは?
大脳や小脳などの中枢神経と脳と臓器や筋肉につながる末梢神経とに分かれています。
特に末梢神経の役割について、医療関係者が必ず学んでいる基礎となる「生理学」にはこう書いています。
- 皮膚や身体のさまざまな部位から脳に情報を送る役割
- 脳からの決定を各部位に情報を伝える役割
この情報には、痛みなどの感覚、筋肉への運動指示、内臓への指示などがあります。
つまり、痛みを発するのはからだの部位です。神経はただ伝えるだけしかできません。
神経圧迫が痛みと関係ない理由
神経の働きについて説明しましたが、もし神経そのものを圧迫するとどうなるでしょうか?
前述の神経の役割から考えると、何も起きないのです。
なぜなら、信号は筋肉や血管、内臓など身体の部位から信号を送っているからです。
もし圧迫でなにかしら変化するならば、信号が伝わらない「マヒ」状態になるはずです。
まず、神経から痛みを発するというデタラメな知識を正しくアップデートすることです。
椎間板ヘルニアと腰痛の根本原因
結論から言うと椎間板ヘルニアと腰痛は直接的な関連はありません。
なぜなら、椎間板ヘルニアも腰痛もある根本原因から生じた「結果」だからです。
その根本原因が
- 股関節や体幹にある大腰筋の筋肉ロック
- 腰方形筋や起立筋群、臀筋などの筋肉ロック
です。
ヘルニアが起こるほど腰椎まわりの筋肉が縮んでる
筋肉のロックが起こることで、股関節側の筋肉が前から腰椎を引っ張ります。
また、背面にある腰方形筋、起立筋、臀筋などの筋肉が背骨に並行の方向にひっぱります。
つまり。腰椎を前後から強いひっぱりをおこし、腰椎の椎間をせばめているということでです。
腰椎の椎間をせばめる圧力が働いて、クッションである椎間板が潰されてしまうことでヘルニアが作られます。
腰痛の原因は大腰筋と股関節の筋肉のロック
では、腰痛はなぜ起こるのでしょうか?
慢性的な痛みの原因には2つあります。
- 筋肉が硬く太く縮まることにより、筋肉内の毛細血管を圧迫し、血行不良を起こす
- 伸びない筋肉が腰椎関節を引っ張り、関節内にある関節包を刺激、または傷つきが起きる
この硬く太く縮まって伸びなくなった筋肉のことを筋肉ロックと呼んでおります。
腰痛を改善するには筋肉ロックで硬く伸びなくなった筋肉を本来のしなやかな状態へ改善すること必要なのです。
筋肉ロックがおこることで、痛みも椎間板ヘルニアもそれぞれ起こっているとみたほうが体の仕組みとしてつじつまが合うのではと思います。
腰痛の改善方法
最初にお伝えしますが、椎間板ヘルニアになるほど腰椎への負担が大きいので、通院回数は複数になるほど、施術範囲は広いし筋肉ロックも重いと認識してください。
可動域の検査をしっかり行います。椎間板ヘルニアになるほどの硬い方は、背中を反らせてもまっすぐに近い状態です。
腰椎を前に引っ張る側の大腰筋と股関節の筋肉ロック解除をしっかり行います。
ある程度柔らかくなって、可動域を検査した結果をもとに背中側の動きが悪い箇所を優先的に筋肉ロック解除を行います。
前側も後ろ側も筋肉ロックを解除しながら、腰椎や股関節の可動域を徐々に広げ腰痛を軽減します。
ミオンパシーやゼロ化整体などの筋肉ロック解除の施術はゴリゴリ押したり、強く引っ張ったり、叩いたりしない、楽な姿勢でゆるめる優しい整体です。
硬くなった筋肉が本来どうなりたいかを考えた筋肉本来のしなやかさを取り戻すことで、痛みだけでなく動きやすい体づくりを目指します。
腰痛を和らげるための効果的なケア方法
サロンでのケア後にご自宅でできるセルフケアもワンポイントアドバイスしております。
腰痛の原因である大腰筋や股関節のセルフケア方法はミオンパシーセルフ整体の動画がネットにたくさんございますのでご覧ください
- ミオンパシー セルフ整体 大腰筋
- ミオンパシー セルフ整体 大腿直筋
- ミオンパシー セルフ整体 大腿筋膜張筋
- ミオンパシー セルフ整体 中臀筋
- ミオンパシー セルフ整体 ハムストリングス
※ニセモノにご注意ください。本物にはかならずミオンパシーというハッシュタグやキーワードがございます。
セルフケアを同時に行うことによって、痛みの改善も早く進みます。
また、今後の腰痛予防にもオススメです。
まとめ
椎間板ヘルニアと腰痛も筋肉ロックという原因から起こった結果にすぎません。
椎間板ヘルニアが起こったから腰痛になったではなく、腰椎まわりが硬くなったからヘルニアになったということです。
椎間板ヘルニアで手術をされてもいいのですが、それでも腰痛が治らず、当サロンに施術を受けた方もいらっしゃいます。
股関節や体幹の筋肉をしなやかな状態にして、痛みのない笑顔ですごせるように私たちと一緒に解決していきませんか?
あなたの痛みに向き合いそれに応えていくことが私たちゆるむんやの使命です。
最後までお読みくださりありがとうございます。