意外な事実!? マッサージも筋膜リリースも肩こりの結果にアプローチ
世の中の整体やマッサージや治療は症状や結果に対してアプローチしています。
悲しいことに、これが現実です。
肩が凝ったら、肩の後ろや首の僧帽筋全体をマッサージする
腰が痛くなったら、肋骨の下から骨盤までの背面の部分をマッサージするか
骨盤の歪みをまっすぐに整えようとする。
果たしてそれがホントに改善されましたか?
すぐに繰り返し同じ痛みになっていれば、それは一時的な処置にしかすぎません。
大事なのは
- あなたのその痛みがどうやって発生するのかを理解する
ことです。
このブログを見て
- どこに行っても肩こりが改善しない
- どの整体もコリが改善しないで諦めている
そんな方々の救いになれたらと思います。
今回は肩こりにしぼってお話しいたします。
肩こりは太く縮んだ筋肉の筋膜への圧迫
なぜ肩こりがおきるのか?
これは普通の筋肉ロックと異なります。
あの鈍い違和感は筋膜への圧迫で起こっています。
肩こりの仕組みとしては以下のようなイメージです。
- 猫背や巻き肩からの僧帽筋への引っ張りにより筋肉が拘縮(こうしゅく)
- 拘縮で硬く太くなった筋肉により内側の毛細血管を圧迫
- ①〜②の繰り返しがおこり、血流の悪い筋肉が筋膜を圧迫
- 筋膜への圧迫と張り付きでコリのような違和感を覚える
コリはただの血行不良ではないのです。
マッサージや筋膜リリースは結果にアプローチしている
肩こりの代表的な施術は筋膜リリースとマッサージなどのもみほぐしが挙げられます。
しかしこれらは原因を改善しているとはいえません。
なぜそういえるのか以下に説明いたします。
筋膜リリースはコリの症状を無理やり剥がすだけ
最近コリの改善で有名になってきたのが筋膜リリースです。
前の記述で示した通り、筋膜への圧迫によるものです。
その筋膜の張り付きをはがすのが「筋膜リリース」という施術です。
肩こりの仕組みから考えると③にアプローチしています。
つまり最終結果にしかアプローチしていません。
筋肉が硬く太くなった状態はそのままですので、また筋膜への圧迫は復活します。
筋膜が圧迫する原因を改善しないと意味がないのです。
マッサージはポンプにより一時的な血行不良改善
マッサージは上記②の毛細血管の血行不良にアプローチすることで痛みやコリを改善する施術です。
血流が悪い部分を手動ポンプしているイメージです。
血行不良は痛みや不快感を感じる症状を起こします。
しかし、その血行不良を起こしているのは筋肉の拘縮(こうしゅく)です。
ではマッサージのポンプ行為で果たして筋肉の拘縮が改善されるでしょうか?
結論としては一時的にエネルギー不足改善によって少し痛みや違和感が改善するだけです。
もちろん①の改善はなされていないので繰り返し②以降の状態に戻ります。
マッサージの気持ちいい、痛気持ちいいは筋肉を押す時におこる血行不良です。
ゴリゴリマッサージは強い刺激を与えるので、肩のロックを引き起こし、悪化することもありますのでご注意ください。
筋肉の拘縮を改善することがホントの改善
肩こりを改善するには肩こりを感じる筋肉「僧帽筋」が拘縮(こうしゅく)する状態を改善する必要があります。
しかしながら、僧帽筋(そうぼうきん)も被害者なのです。
僧帽筋は首の後ろから肩甲骨全体を覆うような筋肉ですが、それを引っ張っている原因は猫背や巻き肩です。
なぜなら、前屈みになることにより、後ろの筋肉を引っ張られると、からだを守るように僧帽筋が縮まってしまうからです。
当サロンは肩こりケアコースがございますが、なぜ90分かかるのか?
猫背の原因である
- 大腰筋(体幹・コア)の施術
を行っているからです。
大腰筋の筋肉ロック解除施術を行うことで、前屈みによる背中や首の引っ張りを軽減することで肩周りの拘縮の原因を改善します。
次に巻き肩の改善、僧帽筋の筋肉にロックを解除し肩こりを改善します。
とことん肩こりに徹底した施術です。
もちろん猫背がひどい方は1回では改善しない場合があります。
肩こりから偏頭痛でお悩みの方は、しっかり猫背や巻き肩の改善を行うことをオススメいたします。
まとめ
肩こりの原因は筋肉が硬く縮んだ状態から筋膜への圧迫がかかることです。
筋肉の硬く縮んだ状態を改善することで、肩こりの根本を改善できます。
肩こりはほうっておくと偏頭痛ややる気の減少などいろんな不調に発展するので早めの改善をオススメします。
最後までお読みくださりありがとうございます。
- 肩こりケアコース(90分)